【パワークリーン】セカンドプルの極意を解説 | 爆発的なパワーを手にいれる方法!

パワークリーンの真髄は、地面から得た力を一気に上半身へと伝達するセカンドプルにあります。

この瞬間に爆発的な力を生み出す鍵があり、あなたのスピードとパワーが求められる重要なフェーズです。

シャフトを持ち上げる瞬発力と正確なポジションが、アスリートの加速力とスピードを最大化します。

本記事では、セカンドプルのフォーム、タイミング、強化方法を徹底解説。

あなたの競技パフォーマンスが向上するための実践的ヒントをお届けします!

セカンドプルは、パワークリーンの動作の中でジャンピングポジションから跳び上がり、完全に伸展する瞬間までのフェーズを指します。

セカンドプルの局面が最も力を発揮しており、股関節と膝関節、足関節を強烈な伸展動作がシャフトを一気に加速させます。

なぜセカンドプルが重要なのか?

パワー発揮の瞬間

競技パフォーマンスの重要な要素として「瞬間的な力の発揮」があります。瞬発力というものです。

ラグビーやスプリント、ジャンプ系競技など爆発的な力を発揮する場面はスポーツにおいて数多く存在します。

この瞬発力はセカンドプルで養われます。

そして、セカンドプルの動きはそのまま競技動作に生きてきます。

股関節主導の動作パターン

セカンドプルでは、股関節を主体としたパワフルな伸展が要求されます。

これは競技動作のダッシュやジャンプと同じパターンなので、競技力に直結します。

また指導をしているとセカンドプルの動作パターンやクセから、その人の力発揮の方法が見てわかります。

全身の連動

シャフトを爆発的に引き上げる動作は、下半身から上半身へ伝達させていきます。

このときに、スムーズに伝達できるか否かでキャッチの姿勢が決定します。

上手くできたときは、シャフトが勝手に上昇してくる感覚すら感じます。

それと引き換え、失敗したときは驚くほどシャフトが進んでくれません。

上半身と下半身それぞれに役割とポジションがあり、マッチさせることにより「全身の連動性」を養います。

シャフトのスタート位置

セカンドプルは膝上のジャンピングポジションから始まります。

この時の注意点は肘が曲がっていないことです。

何度も繰り返し、このことをお伝えしているのは、肘が曲がってしまう方が多いからです。

それくらい難しいのがセカンドプルの入り口であるジャンピングポジションです。

ですので、ファーストプルからこの位置まで丁寧に引き上げてくることが大事である。と前回記事でもお伝えしました。

➡️ファーストプルの極意

シャフトがジャンピングポジションにたどり着いたら、そこから一気にジャンプをします。

ジャンピング動作は垂直とびと同じですから、シャフトの軌道は垂直に上がってこなくてはなりません。

しかし、この局面でジャンプではなく股関節を煽っている人が多くシャフトが身体から離れてしまう現象が散見されます。

キャッチに入る時は肘が回り込むので、多少シャフトの位置は前に移動します。5cmほど前方に行く分には問題ありません。

あまりに前に行きすぎるとキャッチ後、重心が身体の前方に移動するので大変危険です。

キャッチ動作時には再度、自身の垂直線上にシャフトが入り込みます。

そうでないと、キャッチ後にバランスを崩すため数歩自分の位置を変えなくてはなりません。

キャッチ後に足の位置を変えなくてはならない方はシャフトの軌道が垂直からズレている証拠です。

力をスムーズに伝達できていないことが原因ですので、課題がどこにあるのか突き止める必要があります。

股関節主導の伸展

股関節、膝関節、足関節の伸展ですが、ここで一番大きなエネルギーを出せるのは言うまでもなく股関節です。

ではどのようにして、股関節を主導としてジャンプしなくてはならないのでしょうか。

繰り返しますが、前回記事でファーストプルは丁寧にジャンピングポジションに持ってくることを説明しました。

この意識こそが股関節主導の鍵になります。

ファーストプルはデッドリフトなのでシャフトと股関節が離れていると重くて持ち上げることができません。

効率的に行うには、極力身体に沿ってシャフトを挙げなくてはならないのです。

Check

①初動は股関節とシャフトが一番離れている状態。

②動き出したら背中を締めてシャフトが身体から離れないようにする。

Warning

・初動で背中が丸くならないこと。

・動き出しで身体から離れると、股関節との距離も離れてしまい、腕で引こうとしてしまう。

Check

③上体が起き上がるにつれて、より股関節と近づきジャンピングポジションに入っていく。

④ジャンピングポジションに入ったら、ためらわずにジャンプする。

Warning

・このタイミングで肘が曲がると股関節主導ではなくなるため、重たく感じる。

・肘が曲がると、上体をあおりシャフトを振り回すように上げるため、垂直跳びができない。

Check

⑤躊躇わずに跳び上がることで、シャフトが垂直に移動をしてくる。

⑥股関節、膝関節、足関節すべてが伸び切り、地面に大きなエネルギーを加える。

Warning

・このタイミングの時にはすべての動作が終わっているため、エラーが出ているとなるとこれ以前の動作に問題が存在しています。

ここまでの流れを確認し、どのタイミングでおかしな動作をしているのか検証しましょう。

以上の流れを作れると股関節主導でパワークリーンを行うことができます。

行わなくてはならないことは、たったひとつだけです。

「シャフトを身体から離さないこと」

これを習得するためにはデッドリフトが一番効果的です。

デッドリフトが上手にできないとパワークリーンも上手にできません。デッドリフトの記事もあるのでチェックしてみてください。

➡️デッドストップから挙上しよう

ファーストプルがうまくいけば、セカンドプルまでにシャフトの挙上速度が損なわれることはありません。

ファーストとセカンド合わせてどのようにシャフトを加速させるかを正しく理解することがアスリートのパワー発揮に貢献するので、しっかり取り組んでいきましょう!

また動作は最初から完璧にはできません。ズレてしまって当然です。

だから正していく。それも含めてトレーニングです。

セカンドプルは、見た目以上に奥が深く、正しい理解と繰り返しの実践が不可欠です。

だからこそ、ひとりで悩むより、専門的な指導のもとで身体の使い方を磨くことが最短ルートになります。

もしこの記事を読んで、「もっと動作を深く知りたい」「正しいフォームを身につけたい」と感じた方は、ぜひ一度、AGELCAで体験してみてください。

実際の指導を通して、自分の動きにどんなクセがあるのか、どこを修正すれば良いのかを知ることで、あなたのトレーニングは確実に変わります。

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